初めてのボルダリングコンペ!
THE NORTH FACE CUP 2014 @ BASE CAMP Division Funに出場した。緊張したけど、結果は非常に嬉しかったし、ここ5ヶ月ボルダリングをやってて巡り会った、色々な縁を感じることができた。
ひとまず時系列に振り返る。
自分の出場するDIVISION FUNは8時40分〜9時40分が受付時間。最寄り駅から会場のBASE CAMPまで徒歩15分位ということなので、「バッファ積んで8時に駅に着けば良いや」と思って家を出る。結果、降りる駅を寝過ごしてしまい9時に駅着。ダメダメすぎる。BASE CAMP入りしたら9時20分。受付をすまして、中に入ると、スゴい大きさ!こんな施設が近くにあったら嬉しいな〜って思っていると、フツーに今日の課題らしき壁が見えるし、選手はフツーにオブザベーションしてる。「えっ!?オブザベーションって受付後に選手一斉に開始するんじゃないの!?」って思っていたら、どうやら受付が済んだ人から自由にオブザベ可とのこと。ええ〜〜〜!DEVISION FUNの競技開始時間を確認すると、10時。これは終わった。。
急いで着替えてオブザベ開始して、脳内でムーブを作るも、疑心暗鬼。「本当か?」と確証が得られない。この時に、「もっと普段からオブザベを練習しとけばよかった。」と心底思った。もっと厳密に言えば、「オブザべはしていたけど、実際に登った時に答え合わせを意識的にしていなかった。だから今、確証が得られないんだ。。。」と気づく。。しかし今更そんなこと言っても始まらない。ひとまず、そんなに変則的な箇所は無い。と腹をくくって、9時40分でオブザベタイム終了。
残りの20分で競技エリアじゃない壁でアップなどをしながら、ルールの再説明を聞く。(BASE CAMP予選だけかも知れないですので他予選では確認してみてください。)
- セッション方式
- 制限時間80分
- 他の選手が登っているところも自由に見る事が出来る。
- 同じ課題に何回チャレンジしてもよい。
- 課題
- 8壁10課題
- スラブに1つ+垂壁に4つ+120°壁に3つ+140°壁に2つ
- 1つの壁に同時に複数の選手が取りつくことは禁止。
- 登りたい課題があれば(待っている人がいれば)列に参加して自分の番を待つ。
- 並んでいる途中に他の壁に移動することは可能。
- 到達度
- それぞれの課題毎に次の3つの到達度で評価を行う。「ボーナス1」、「ボーナス2」、「完登」。
- ゴールのホールドを両手保持し、審査のスタッフがOKと言えば、その課題は完登。
- ボーナス1、ボーナス2は、それぞれ課題上に定められたホールドで、片手でも保持すれば達したと見なす。
- ボーナス1を保持しなくても、ボーナス2を保持すると、ボーナス1にも達したと見なす。
- 順位決定
- 完登した課題数が多い方が高順位
- 完登した課題数が同じである場合、ボーナス1の数が多い方が高順位
- 完登した課題数が同じで、ボーナス1の数も同じである場合、ボーナス2の数が多い方が高順位
とのこと。そしていよいよ競技開始!皆一斉に、垂壁の一番簡単そうに見えた課題に並ぶ。自分もそこから着手しようと思っていたので並んで後ろから見ていると、意外と落ちてる。自分の番になって登ってみると、確かにガバっぽいカチに見えてた箇所が意外と悪い!秋葉原の6級くらいか。何とか一撃するも、めっちゃパンプする。「これはイカン!」と思って、あまり腕力が必要の無さそうなスラブに移動。こちらは空いていて、あまり並ばずにすぐに着手できたが、その分、「他の人の登り方をパクる機会がない!」と気付いた時点で自分の番。遅い。しょうがないので開始。ダラダラと迷いつつ何とか一撃。これも秋葉原の6級くらい。
開始早々2課題を落とせたけど、緊張と必死さで腕はパンパン。ここで、「どの課題から着手するか」が結構重要なことに気付く。これを決定するには色々な要素があると思うけど、レストも兼ねて、シューズを脱いで、ざっくり下記のような作戦を立てた。
- 全ての課題を触ってみる。この時、なるべく人が並んでいない課題から着手する。
- 落とせなかった場合は、ムーブはわかったけど保持できなかったのか、そもそもムーブがわからなかったのかを切り分ける。
- 前者の課題は、肉体的な成長が求められるので、80分で落とすことは難しいことから、優先度を「低」に設定する。
- 後者の課題は、正解ムーブを見つける必要があるので、優先度を「保留」に設定する。
- 「保留」としている課題の中から、一番人が並んでいる課題に並び、他の選手のムーブを見てから、チャレンジする。
- (2〜5を繰り返す)
- 全ての課題の優先度が「低」になったら、その時に次の作戦を考える。
この作戦が結構ハマったのか、垂壁の2課題を追加で落とすことに成功し、7の飽和状態に達した。ここからは、まず一番完登に近かった(ゴールのホールドのマッチに失敗していた)課題を攻めて、数便ほど送って落し。後は、あざとくボーナス狙いで残りの課題に打ち込み、5完登2ボーナス1で競技を終了した。
(続く)