ペルー旅行記(2日目)

ペルーには、コスタ(海岸地帯)、シエラ(山岳地帯)、セルバ(熱帯雨林地帯)という3つの地域があって、本当にそれぞれ動植物も違えば、人々の暮らし方も違っていて面白い。共通して言えることは、どの地域も食事が美味しいということ。肉というよりは果物やサラダが多くて良かった。

2日目、コスタであるところの首都リマから、シエラに位置づけられるクスコへ飛んだ。ちなみに、機内の飲み物には、かの有名な、インカ・コーラがあった。このインカ・コーラ、コカ・コーラをおさえてペルー国内シェアNo.1のコーラという結構無茶な飲み物だった。

味は甘味が強くて、日本のかき氷のシロップをちょっと薄めて炭酸を入れたという感じ。シェアNo.1なので、当然ペルーのどこでも飲む事が可能。

空港についたら、既に標高3600mで、明確に空気が薄い。これから数日間この標高で過ごすので、とりあえず無理せずに体を慣らす事を意識した。

到着ゲート出たところにはThe North Face CUSCO店の広告。確かに機内からはアンデス山脈がしっかりと見えて、こういうところでも山岳地帯ということを感じた。

空港から15分くらい車で移動し、ホテルへチャックイン。ホテルはクスコ中心部のアルマス広場に近いところ。

荷物を預けたところで、コカ茶をいただいた。

味はビミョ〜な。。まぁコカといっても乾燥してあるから、別に期待していた効能もなく、まぁ普通の葉っぱでお茶いれてみましたという感じ。

部屋に荷物を置いて、早速クスコ観光。クスコは古代インカ帝国の首都で、今でも多くの遺跡や、かつてスペインから侵略をうけて建てられた教会が残っている。

街には英語のガイドが常にいて、その人達に説明を頼むと建物の歴史や、現在のクスコの人々の暮らし方などについて教えてくれる(英語だけど)。親切にしてもらったら1ドル程度のチップを渡すと良いらしい。クスコはペルー最大の観光都市ということもあり、基本的にドル払いOK。

(彼女も一家の稼ぎ頭かもしれない。)

ただ、注意が必要な点としては、最近ペルーでは偽札が多く出回っているため、ひどく汚れてたり、数ミリでも破れてたりすると、受け取ってもらえなかったりするので、やはり少しはソルに換金しておいたほうが便利そうです。

ガイドに主要な協会や広場について解説してもらったら、

「これから丘に登って遺跡を見よう。」

と案内されたのでついて行く事に。

この時点で富士山山頂の標高を超え、この旅で初めての高山病の症状(頭痛)が現れはじめたが、もう夕方だし、初日だからこんなもんでしょう、と考えて頑張ることに。クスコ中心地から30分くらい移動し、Saksaq Waman(古いインカ帝国の言葉で「満腹のハヤブサ」という意味)の遺跡を見た。

(オーストラリアから来たという彼女は、「Nikon」を「ナイコン」と発音していた。)

ガイドが言うには、現在わかっているのは、誰が大体いつごろ建てたかということだけで、何の為に建てたのか(軍事的理由?宗教的理由?)また、どうやってこんな複雑な石垣を削り出し、構築したのか?どこから石を運んできたのか?などは、謎のままとのこと。
その後、街に戻ると繁華街ではフォルクローレーをしているお店があったので食事。相変わらず高山病で頭もいたかったのでノンアルコールで。テーブルにいると、日本人2人組の男性(彼ら自身もさっき出会った)に一緒に食べないか?と誘われたのでご一緒させてもらった。


(日中は温かいが、日が沈んでから急激に冷え込んだ。3〜5℃くらい。)

2人とも東京から来ていて、1人は1ヶ月くらい滞在していて、そろそろ帰ろうかと思っていたところらしかった。旅の最後にこういう出会いがあるのも不思議だなと言っていて、緯度や経度についてや、いわゆる2次元の世界地図が、極地付近ではいかに歪んでいるか?などという話をした。

そんなこんなで2日目は終了。

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