瀬戸内国際芸術祭2013(その7)

そこはいわばゲストハウスであって、他にどんなメンバーが宿泊しているかはわからないといった状況だった。

モーターボートに同席したメンバーとは無言だった。

直島から100mほど離れた向島についた。

向島集会所につくと、そこは日本的な宿というよりかは、ドミトリーだった。

つまりは、寝床はあるけども、基本的な飲食物などは自分たちで調達するというスタンスである。今回の場合、旅の雰囲気としてはあっていたのでよかった。どちらかというと、至れりつくせりというほうが違和感があったのではと思う。

芸術に興味のある女子高校生達のグループが両親の許しを得て旅をしていたり、4月から社会人という大学生が一人寂しく卒業旅行をしていたり、よくわからんニートのオッサンが18切符でここまで来ていたりしていた。とにかく、みんなまともな人間じゃないように思えた。

そんななか、芸術とはまったく関係なく、女子高生達が

私たちはどうやったら男子にモテるか

と俎上に載せる。

きっと人生で一度もモテキが来た事もないであろうニートのオッサンが何やら熱弁をふるっている。

どうでも良いと思いつつ、就寝。

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