ちょっと前まではジョギングや登山をしていると膝が痛くなって困る時があって、最近の山行やジョッグをしていて、このことについて感じたことがあったので、メモ。結局のところ「膝が痛くなってしまう」というのは、今までの経験からすると、なんとなく
「膝が持っている体力(=ドラクエのHPのようなもの)がゼロになってしまう。」
ということに思える。
この膝の体力は、まとまった休憩をする(=ドラクエでいう宿屋で寝る)と回復するが、一回のジョギングや一回の登山の間では基本的には回復はせずに、ジワジワ減っていくようなイメージ。
あるアクティビティの中で膝の体力が尽きないようにするためにはどうすればいいか?を考えると、
トップレベルでは2つのアプローチがあって、一つ目は、
膝の体力(=ヒットポイント)を上げる
であり、これはもうハーフスクワットなどして膝周りの筋肉を鍛えるしかない。
もう一つは、
膝が受けるダメージを減らす
だと思う。
これはどういうことかというと、歩くことによって一歩ずつ膝に蓄積されるダメージを減らすということ。
例えば、ずっと同じペースで歩いているように見えても、足の踏み入れ方や、落差、上体の乗せ方で、一歩のダメージが「1」の時もあれば「3」の時もあるのではないか?と思ってきた。歩くこと(体重移動の連続)が上手であれば、ヒットポイントは少なくても、ダメージが少ないので乗り切れる、といった具合である。
ダメージを減らすためには、サポータタイツをはいたり、ストックを使ったりもできるけど、ロスの無い歩き方、なるべく落差が少なく柔らかそうな地面を選ぶ一歩レベルのルート選びや、膝が頑張らなければならない上半身の状況を作らない体幹力、が重要だと思う。
ロジックツリーっぽく箇条書きにすると、こんな感じ。
- 登山やジョギング中に膝が痛くならないようにする方法
- 膝の体力の限界値(=最大HP)を上げる
- 膝周りの筋肉を増やす
- 膝が受けるダメージを減らす
- ギアを導入する
- サポータータイツ
- ストック
- 歩くフォームを改善する
- 上体が膝に負担をかけるような姿勢を無くす
- 体幹(腹筋背筋)を鍛える
- 楽に歩けるような足の置き場を選ぶ
- 普段からなるべくロスの少ない歩き方を研究する
- 縁石を跨がないようにする
- 同ピッチ、同ストロークの継続を目指す
- ギアを導入する
- 膝の体力の限界値(=最大HP)を上げる
といった感じ。もっと細分化して考えると、漠然としていた膝対策が煮詰まってくるかも。実は今まで頑張ってきた努力は、膝体力を増やすということだけだったので、受けるダメージを減らす方向の領域も探っていけばいいかもしれないと感じた。