今でこそデジタルカメラが当たり前だけど、ほんの数年前までは、フィルムだったんだよねぇ。
よく、年配のカメラ好きの方々が、
「今の若い人でカメラが好きな人は本当に得してる。スゴい時代を生きている。」
と言っているのを聞いたりするけど、それだけ技術の進歩スピードが早い、もしくは可能性が沢山あってパラダイムシフトが起きているっていうことでしょう。道具の進化が、新しい方法論を生み出して、作品もどんどん新しい形のものが増えていく。
スノーボードで例えるなら、ロッカー形状のボードが出てきて、停滞気味だったグランドトリックやジブ系のトリックが一気に進化し始めた、みたいな。(わかりにくい。)そんくらいデジタルカメラの出現は写真そのものに影響を与えたと思います。
でも、一方で、フィルムカメラで撮られた写真の味の良さが見直されているのも事実。なんなんだろうね、あの暖かみというか、写真の持つ説得力は・・・。
自分は根っからの理系人間なので、
「なんとなく雰囲気が良い。」
というのが許せなかったり。これは自分のほんと嫌なところでもあるんだけど、音楽でも写真でも映像作品でも、なんでもそうなんだけど、「良い」って感じる理由がしりたいんだよねぇ。音楽だったらコード進行やリズム・曲の構成とかが気になってしまうし、写真でも色温度とか周辺光量の落ち方とかを観察してしまう・・・。
音楽とか写真とかを見て感じることなんて、ほんと個人的な感性なんだから、あんま考えてもしょうがないんだけどねぇ。。。あ、話がそれました。
そう、フィルムカメラの写りの良さって何なんだろうって最近すごく考えてます。レンズとかの部品は共通なので、やっぱ感光〜現像のどっかの部分で差が出てくるんだろうけど、現像なんて、むしろデジタルカメラの得意とするところだよね。何回もパラメータ変えてやり直しできるし。
だとしたら、やっぱ感光の時点かな?フィルムと、デジタルカメラの撮像素子の違い。ダイナミックレンジ(きちんと写すことが出来る暗さ〜明るさの広さ)が良かったり、ノイズの乗り方がフィルムのほうがまろやかだったりするのかな〜。
えぇ、特にオチの無いエントリですが、まぁ最近こんなことを考えてますっていう・・・。
「グっ」とくる写真撮りたい。。