瀬戸内国際芸術祭2013(その4)

直島バーガーは、揚げたてのハマチのフライにレタス、それにタルタルソースが効いて、とても美味しかった。

昼ご飯を食べた後は、本町地区の家プロジェクトを鑑賞した。

直島はすっかり有名になってしまったが、町をじっくりと歩いてみると、ところどころ地元の人が暮らしていてる生活の匂いが感じられた。もしかしたら、直島が休島日である月曜日、もっと言えば、芸術祭の開催期間外にくれば、ケの日である直島が見れて、それはそれで、島民と芸術の位置づけ合いが見れて良いのかもしれないと感じた。

家プロジェクトを見終わったあとは、李禹煥美術館に向かった。実は、李禹煥の作品は、2年くらい前に新宿のオペラシティでホンマタカシの「ニュー・ドキュメンタリー」の展示を見に行った時に、同じギャラリーの中で収蔵品展という形で展示されていて、見た事があった。

安藤忠雄によって設計された李禹煥美術館も、山の谷間と瀬戸内海に挟まれた、風がざわめくような奇妙な場所に、「今朝、空から落ちてきました」と言うようなオブジェとともにあった。建物は、安藤忠雄らしいコンクリート打ちっぱなしの壁面に囲まれながら、どことなく島の中に進む洞窟に入って行っているような、押し入れの中のような不思議な閉塞感がある空間だった。

(つづく)

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