少年とyoutube

スピンの綺麗さが半端ない。。。

つーか、俺らが中学生頃にスケボーorスノボーやってた時期ってのは、技のウマさ、もしくはスポットを攻める度胸(だれが最初にここで技をメークするか)みたいなのを競う相手ってのはせいぜい地元内だけで、あとはもうプロの技をテレビとかビデオで見るか、もしくは雑誌のなかの世界くらいだったよねぇ。なので同級生同士、学校で

「アッチャンが瑞穂のパークでバックサイドのサブロク回したらしいよ。」
「シンヤがオーリーで横コーン飛んだらしいよ。」

みたいな会話が成り立ってたし。それはスゴい狭い範囲での競争意識だったけど、でも結局今になって振り返って考えても、地元の奴らはやっぱボード相当ウマいし、当時の狭い範囲での切磋琢磨が有効に作用したんじゃないかねぇ。
それが今じゃ世界中のライバルがyoutubeに動画あげるから、悪い意味で天狗の鼻を折られるわな。。相手はアッチャンやシンヤだけではなく、ディスプレイの向こうに無限にいる。そうすると、天狗だからこそ上達する部分、つまり、

「地元じゃ俺が一番ウマいんだ〜!」

という世間知らずな自負から好きになれる&頑張れる部分ってのが、結構ゴッソリと無くなってしまう気がする。今の子供達は幸か不幸か、「地元じゃ一番?それが何?」みたいな。デフォルトでそんな感じだし、たしかにあんな映像見せられたら地元民で競争する気も激減しそー。「俺らショボ。やっても無駄じゃん。」みたいな。こんなところにも負のグローバリゼーションが・・・。(持論)

陸上競技でも何でもそうだけど、普通最初は地区大会で、そこで上位になれた奴だけが県大会にいってボコボコにされる、と。そしてその結果を地区の普通の奴らに持ち帰って「え〜マジで!県大会って広いなー。強い奴いっぱいいるんだな。」って感じると。本当は全国大会にはもっとスゴいやつがいるけど、そこはウマく隠蔽されてるんだよねぇ。スゴさがイマイチ伝わらないようになってる。インターネット上だと、完全にいきなりオリンピックだし。

もちろん、そういうyoutubeの動画を見てアガる&ヤル気でる子供たちもいるだろうから、一概には言えないだろうけど。。もうそういう心も折れてきたのか・・・。

みたいなことを感じる、そんな衝撃的な動画でした・・・。上のピスト少年。

2 thoughts on “少年とyoutube”

  1. >youtubeの動画を見てアガる&ヤル気でる子供たちもいるだろうから
    ローカルな世界で生きてきた俺らの未来が不安すぎるー。。。

  2. ITを器用に使う子はマジで成長早くて焦るよ!
    1回ゲレンデで滑って出来ない技を発見したら、次いった時には修正して、普通に技とかウマくなっていくからね!
    なんで?って聞いたら、
    「ネットにアップされてるウマい人の動画見て動き修正した!」
    みたいなことを普通に言いよる!
    ほんと昔(といっても数年前だけど)の人がコツコツ積み上げた知識を数時間とかでどんどん吸収するし。
    コレかなりヤヴァいです。油断したらデジタルデバイドまっしぐら!

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